1stアルバム「Led Zeppelin I」
1969年1月12日発売。後期ヤードバーズにおいて中心メンバーだったジミー・ペイジ(guitar)、腕利きのセッションマンだったジョン・ポール・ジョーンズ(bass/keyboards)、まだ無名ではあったが驚異的な高音ボーカルを持つロバート・プラント(vocal)、プラントとかつて同じバンドにいたジョン・ボーナム(drums)の4人によって結成されたレッド・ツェッペリンの最初のアルバム。
激しいギターリフの上でシャウトしまくるボーカルという典型的なハードロックだけではなく、アコースティックな響きを持つ美しい曲や民族楽器を大胆に導入した曲、3コードのブルースを現代的に再構築した曲など、驚くべきことに、この1stアルバムにはこのあとのツェッペリンの音楽の全ての方向性が含まれている。つまり、結成の時点ですでに「このバンドがやるべき音楽」「達成すべき音楽性」のイメージが明確に存在し、以後、このバンドはそれを忠実に追求し続けたということである。そしてその頂点はアルバムを発表するごとに更新され続け、大傑作『Ⅳ』を踏み切り台としてさらに高みへと飛翔し、ついにはジャンル分け不可能な「レッド・ツェッペリン」という音楽カテゴリーを作ってしまった。
収録曲
A-1 グッド・タイムズ・バッド・タイムズ - Good Times Bad Times
A-2 ゴナ・リーヴ・ユー - Babe I'm Gonna Leave You
A-3 ユー・シュック・ミー - You Shook Me
A-4 幻惑されて -Dazed and Confused
B-1 時が来たりて -Your Time is Gonna Come
B-2 ブラック・マウンテン・サイド -Black Mountain Side
B-3 コミュニケイション・ブレイクダウン -Communication Breakdown
B-4 君から離れられない -I Can't Quit You Baby
B-5 ハウ・メニー・モア・タイムズ -How Many More Times
ワタクシが所有する盤
1993年リマスター盤の紙ジャケ、2014年リマスターのスーパー・デラックス・エディション。1986年版(最初のCD)は売ってしまいました。