レッド・ツェッペリン全盛期、1973年のライヴを見事によみがえらせた名ライヴ盤『How the West Was Won』が2018年最新リマスターで発売。アナログLPが4枚とCDが3枚、5.1chサラウンド音声が収録されたDVDオーディオが1枚に、ハイレゾ音源がダウンロードできるパスワードが記載されたカード、さらには大判の豪華写真集がセットで2万円ちょっと。
初出の2003年版はもちろん持ってて、海賊盤なんかとは雲泥の差の高音質に感激し、冒頭の「移民の歌」~「ハートブレイカー」への流れで感激し、出し惜しみ無しCD3枚組の大ボリュームに感激したものだった。
今回のリマスターは、初出版のメタリックな音色を後退させて、全体に中低音がグッと出てくるド迫力サウンド。断然、こっちの方がカッコイイ。ライヴでのツェッペリンは即興パートが多くなって曲が長大化する傾向があるが(「幻惑されて」「胸いっぱいの愛を」はそれぞれ20分オーバー!)、同じ曲調で延々と、ではなくて変幻自在の展開に曲の長さなど忘れてしまう。言葉通りの意味でのプログレッシブ・ロックなんだなあと、あらためて実感。
あと、写真集はちょっとボリューム不足ではあるけど、